1.6月12日(火)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ハイフー村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「ハイフー村小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
(1)供与金額
119,625 米ドル
(2) 要請元
ハイフー村人民委員会
2.案件内容
(1)ハイフー村小学校は、ナムディン省ハイハウ郡ハイフー村に位置している。ハイフー村は人口約10,400人、世帯数3,100の農村であり、 貧困世帯数の割合は34%に達している。主な産業は農業であり、主要農作物は、米、果樹、家畜、家禽育種である。
(2)ハイフー村小学校は1968年に建設された校舎(3部屋のうちの2教室)と1970年に建設された校舎(3教室)の合計5教室を使って、2シフト 制で運営されている。校舎内は老朽化しており、随所が危険な状態にあることから、生徒の安全や健康上の懸念が高まっていた。
(3)このような事情に鑑み、今回、ハイフー村人民委員会は、生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎(8教室)の 建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の8教室の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
3.署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とファム・ヴァン・クイン(Mr.Pham Van Quynh)ハイフー村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
4.署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトが、ハイフ―村の子供達の教育水準を高め、地域及びベトナムの社会経済の発展に貢献する人材の育成につながることを期待します」と述べた。
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